http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00010027-kana-l14
2011年3月の東京電力福島第1原発事故によって放射性物質に汚染された「指定廃棄物」が、横浜市の市立小中学校など17校に合計約3トン置かれたまま になっている。指定廃棄物は1キロ当たりの放射性セシウム濃度8千ベクレル超で汚染濃度が高く、処理の責任は政府にある。ところが、処理法や場所が決まら ず、同市が5年以上も「暫定管理」している。指定廃棄物を公立校に置いているケースは全国になく、専門家は「環境省の怠慢。一日も早く教育現場から撤去す べきだ」と指摘している。
環境省は同12月、指定廃棄物に指定したものの、市に対しては「処理体制が整うまでの間は、施設管理者にやむを得ず一時的な保管をお願いせざるを得ない」 と伝えた。ところが、今年5月、同省関東地方環境事務所は市に「処分の見通しが立っていない」と説明。高濃度の放射性物質が学校の敷地内に置かれたままの 事態が5年以上も続く結果となっている。
環境省の指定廃棄物対策担当参事官室は「一刻も早く搬出すべきと思っているが、搬出先がないという現状がある。空間線量に異常値は見られず、問題はないと考えている」と話している。同室によると、原発事故による指定廃棄物は、福島県を含む12都県で17万トンに上る。
◆一刻も早く撤去を
廃棄物問題に詳しい環境ジャーナリスト青木泰さんの話 100ベクレルを超える放射性物質およびその汚染物はドラム缶に封入した上で、自然災害に影響を 受けない強固な施設で何百年も管理しなければいけない危険物。その80倍もの汚染度の高い指定廃棄物を、子どもたちが学び、生活する場である学校に5年以 上も放置していること自体、非常におかしい。環境省は明日にも撤去すべきだ。文科省も事実を知っていて放置していたのなら責任がある。
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「問題は無い」「搬出先が無い」
場所ならあるでしょ。官邸とか議事堂とか。
これも原発が招いた事。推進派は進んで引き取れよ。